· 

薪つくりたけなわ

暑くなってきたこの季節は薪つくりたけなわです。

本来は寒い時期のほうが作業は軽快なのですが、原木配送に明け暮れ、お客様の薪つくりは今日まで伸びに伸びてしまいました。

とはいうものの、春先から作業はしていたのですが・・・ネ。

 

暑いので、パラソルを立てて・・・・

お客様もだんだん齢を重ね、薪つくりが辛くなってきた方が増えてきました。

 

薪つくり大好き!といった80歳の貴重な方々も高齢になり薪つくりを頼むことは難しく、かといって薪ストーブ、製品そのモノだけの売りっぱなしは店主の性分に合わず・・・。

 

 当店は輸入薪ストーブの販売施工のお店です。なので施工したからにはストーブライフを満喫していただくために、燃やすもの、その周りのあれこれをお世話するわけです。

 

そんなわけで元気な方には自分で薪をつくることをすすめ、病気や高齢、単身赴任など諸事情の方の薪だけ予約で作っています

薪つくりはどんな風に?

 

先ずは原木の玉切り、長さは50㎝、40㎝など、ストーブに入る長さに伐ります。

 

チェンソーの目立ては随時する!これが早く作業するコツです。ちょっと伐り具合が・・・と思ったら点検は欠かせません。

チェンオイルや2ストオイルも自然界で分解するものを使います。

次に薪割り、一軒の分くらいなら、斧で爽快に!

何軒もの分はやはり薪割機で・・・

 

ビーマの寝姿と高さを比べると・・・・・・・

こんなに積み上げてしまってますが少し均して雨風にさらします。

 

なぜワザワザ雨にぬらすのか・・・

 

木がもともと持っている水分は、ストックヤードにさっさとしまって何か月おいても乾いてはくれません。

太陽はぬれた薪の水分を引き出します。そしてぬれて乾かすを何度も繰り返すことによって少しずつ水分が抜けていくのです。乾かしてばかりでは水分は抜けません。

 

 乾いた薪は、カ~ンといった軽い音がしますし、何より持った時の感触が違います。

 

太陽や風にあたって乾かし、雨にあてる、これを2か月くらい繰り返すと、木の中の水分がしっかり抜けてススも付きにくい燃やしやすい薪になります。

 

こんなふうにストックヤードにしまうのはまだまだ先です。

 

 ちょうど梅雨、今のうちに割って、雨にたっぷりぬらしましょう。

お盆頃の暑~い日が続いたら、薪のストックヤードに!

この秋から快適な薪でストーブライフが楽しめますよ~